進化、進化、進化

生きる

神経は再生する?

脳卒中は日本人の死亡原因の第4位だという。

心臓病は第2位。第1位はがん。

この心臓病については近年心筋シートが開発されて

これまでの常識が変わりつつある。

同様に神経についても、一旦死滅した神経はもはや蘇らないとの考えに

変化の兆し、希望の光が見え始めている。

一方、第1位のがんについては10年生存率が伸びる中で、待望の免疫細胞治療にさまざまな希望のスポットライトが当てられている。これによってこれまでの常識が塗りかえられる予感があるのはすばらしい。

「常識」とは時の流れとともに移ろっていくもの。注意深くフォローしておくと心のケアになることがある。

私が注目する塗りかえられた常識のひとつは、「神経の再生」についてだ。

一旦、死んだ神経は蘇る(再生する)ことはない、とされていた。

しかし再生医療によって蘇る可能性が見えてきた。

私は約12年も前に脳卒中で緊急入院し、幸運にも一命をとりとめた。

しかしバランス(平衡)感覚悪化が後遺症として左足の軽い麻痺とともに残った。

長いリハビリの結果、徐々に良くはなっているものの、完全に後遺症がなくなったわけではない。回復のペースは自分にしかわからない程度であった。

そんな中、バランス感覚が急に従来の回復ペースより早くよくなってひとり喜んでいたのである。

神経が蘇らないはずなのになぜよくなったのか?代替神経のせいであろうか?いずれにしても罹患直後に出会ったブログでいうように後遺症が大幅によくなったことは事実だ。

そう喜んでいたら前述の『常識の塗りかえ』に出会ったのだ。

免疫細胞治療に希望のスポットライト

さらに
注目してきたがん免疫細胞療法について

新たな試みがなされ大きな「進歩」をしるそうとしている。

がん免疫細胞治療については9年前にやった者としてずっとフォローしてきた。がんは人それぞれに特異性のあるもの。規格化や標準化に馴染まないというのが持論。これまでの10年近い期間の実績(再発・転移無し)が私には適当であったと言ってくれているように感じる。

免疫細胞療法には様々な試みが行われている。ゲノム解析による試みには大きな期待を寄せてきた。

ここにとても効きそうな治療方法が出現し、治験が始まっている。

がんが治る、つらい副作用なく治る時代を予感させられるのは私だけではない。

これも従来の常識の塗り変えに向けたチャレンジである。期待する。

従来の「常識」には常にアップデートが必須

神経細胞、心筋シート、がん免疫細胞治療と上述のような、常識の塗りかえを他にも散見する。

人は一度仕入れた常識を誇示し安心するものだが、「常識の塗りかえ」に注意しておくに越したことはない。今はネットで世界の意見が玉石混交だが手に入る時代。関心の高いことには情報の信用度を勘案してアップデートしておくと、身のため、ひいては心のケアになる。

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