免疫治療のプロモーションではありません。
最初に断り書きしないといけないほど、
この言葉を巡って「混乱している」とみています。
私は、免疫治療をやりました。
当時、いわゆる標準治療と云われる、
一般病院ならどこでもやってくれる治療が
満足にできなかったからです。
「藁にもすがる」思いだったのです。
当時はそんなひとが多かったように思います。
標準治療の身体的負担軽減策がまだ未開発だったからです。
『がん難民』ということばが流布していました。
しかし現代治療の動向は総じて
その身体的負担の少ない治療に向かっているのは朗報です。
免疫治療と一口にいっても様々なものがあります。
私が知る限り、これが良いのは、体への負担が少ないこと。
これが一番のメリットだと実感しています。
ただし、免疫治療にはさまざま複雑とも云える
問題・課題があることも事実。
なかには痛烈に批判する週刊誌記事や
それに火をつけるようなブログもあって、
注目されてつつも混乱しています。
その混乱の一端を紹介します。
ちなみにこれは私がやったものではありません。
オプジーボによる免疫治療は
標準治療を行っている一般病院でも可能です。
しかし評判はいまひとつだとみています。
その原因はこう見ています。
⑴標準治療を中心に行う一般病院では
普通は免疫治療に関する知見が十分ではない。
専門医がいない。
⑵保険適用に関連して、
企業の儲けが優先され、
患者本位の治療が軽視されている。
⑶薬価比較では
日本はUSやUKに比べて高い。
これらをバックアップする論文を目にし
患者のための施策、早期実行を祈るばかり。
私の免疫治療は一種のチャレンジとして始めたもの、
だからこそこれまで約9年間、継続的にセミナーで
治療動向を追跡調査してきました。
セミナーでは
セールスモードの説明と見なされるのは避けられませんが、
「有効率」という「効いたひとの割合」の指標において
比較的良い実績を挙げているとの説明に
自らの事実を顧みながら
今頃ですが、やっといてよかったと述懐しています。
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