予防には写真の木よりも実物の森を診る

がん治療を10年近くやってきて
ことあるごとに思ってきたことを話します。

きっかけは、次の情報を得たこと。
ー「〇〇は体にいい」を一度疑ってみるー

ひとつ
患者治療は、単に患部だけでなく体全体を診て進めてほしいこと。

ものの本質を理解する上で
昔から木をみて森をみない愚が指摘されてきた。
専門性が高度に進んだ医学の世界で、
今、治療の現場でも同じ愚が行われていないであろうか?

システム構築の世界では
古くから個別最適も大切だが
より大きなメリットを得るためには
全体最適がもっと大切だと言われ続けてきた。

ここでいう全体最適とは治療行為でいえば、
患者を全体として元の状態にできるだけ近づける緒作である。
専門外を理由に患者全体の健康を診ない愚は避けてほしい。

例えば、食道がん治療を進めている中で
隣接する咽頭がんの診断をしない愚行は避けてほしい。

さらに、あるがん治療のためと云って行われる抗がん剤治療は
昔ほどではなくなったとはいえ、正常な細胞をも破壊している。
これは、いつまでも仕方ないで済まされる問題ではない。

すでに予防情報が氾濫しているように
これからは治療よりも予防が重視される。

予防するにしても、
人の健康を部分的に診ることなく 全体として診ることが求められる。

その意味で、
健康情報を出来る限り収集することは全体を診る意味でも大切なこと。

部分的に特化した情報を知っておくことは必須です。

しかし、自らの体で試す・行うかどうかは、別問題。
個々人の知見と自由判断に任される。

このため次のことが問題になる。

ことあるごとに思ってきた
もうひとつのことは、
健康情報の真価を見分ける方法として
事実に基づいているかがとても重要だということ。

実際にやってみた結果を知ることが大切だということです

理屈ではこうすればこうなるはず、
こうしたらこうなったという例がある、ではなく、
事実、やってみてこうだった、という情報が重視されるべきです。

その情報が本当かどうかを判断するには
「それを言うことで得する人が言っているのかどうか」だという人がおられる。

しかし金銭、名誉や権威など自分のためだけでなく、
他者のために言っている場合がある。

従って、
利他の比重の見極めがポイントです。

いずれにしても事実重視が大切なのです。

その意味で
がん経験者が語る事実は貴重です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です