緑茶の良さを活かすには

生きる

Ⅰ.緑茶の「カテキン」効果を活かす飲み方

緑茶は ちょこちょこ飲む

緑茶を飲んで摂取したカテキンは、大腸に到達するもの以外は、小腸の腸管から吸収されて全身をめぐりながら、活性酸素を中和すると考えられています。

しかし、カテキンは体内では異物として扱われるので、いったん吸収されても腎臓を通るときに体外に追い出されます。腸管から吸収される率もごくわずかです。

ですから、カテキンのパワーをいつも享受するためには、緑茶を少しづつちょこちょこと飲むのがいいというわけです。

緑茶は運動前1~2時間前に飲む

カテキンには脂肪燃焼効果があります。血中に出てきたカテキンは肝臓に到達して脂質代謝を活発にするのです。

運動によって脂肪の燃焼を促進させるには、運動前の1~2時間前に緑茶を飲んでおくのがお勧めです。血中のカテキンの濃度が高い状態で運動するので、より効率よく脂肪を燃焼させることができます。

また、緑茶に含まれるカフェインも脂肪を燃やす効果が期待できます。

Ⅱ.美味しくお茶をいれる方法

おいしい緑茶のいれ方の基本
お茶に詳しい愛好家によれば、おいしい緑茶のいれ方の基本は、「2~5gの茶葉に、お湯は100~150cc。湯温は40~80度、蒸らし時間は1~3分」といわれています

これを基本に、好みで微調整していくのとおいしい緑茶が飲めそうです。温度を上げればカテキンの苦味や渋みが増し、ぬるくいれればテアニンの甘味が増すことになります。

重要なのは水だと言われています。愛好家によれば、お湯は必ず一度沸騰させ、目的の温度まで冷やして飲むのがよいと言います。水は、硬水だと薄くなり、軟水だと濃く出るので、硬水の場合は浸出時間を長めにします。

低温で抽出すれば、うまみが強く感じられる

 “氷水出し茶”など低温で抽出すると、渋み成分であるカテキンが少ないために、テアニンによるうまみがより強く感じられます。お湯でいれるより、1.5倍ほどうまみが増すのです。これでテアニンがしっかりととれます。

氷水出し茶の場合は、お湯でいれたお茶と違ってカフェインはほんのわずかしか抽出されないので、夜寝る前でも安心して飲むことができます。

一方、カテキンやカフェインが多く抽出された渋いお茶にしたい場合は、温度の高いお湯で抽出するといいわけです。

お茶は毎日の習慣にしやすい

カテキンはポリフェノールの一種です。抗酸化効果の高いポリフェノールを含む食品や飲料は、赤ワインやコーヒー、果物など他にもいろいろとあります。ほかの食品や飲料などから摂取してもいいのです。

しかし、赤ワインには、糖質やアルコールも含まれています。果物も、やはり血糖値を上昇させる果糖を多く含みます。コーヒーもミルクや砂糖を入れて飲む人が多くいます。

その点、緑茶は、カロリーゼロ、糖質ゼロです。従って、余分な糖分を摂取することなくポリフェノールを摂取するのに最適です。

また、緑茶は比較的安価ですので経済的です

カフェインの量はコーヒーの約3分の1程度ですから、「毎日の習慣にしやすい」ところが大きなメリットです。

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