ここ数年のがん治療のなかでは、
放射線治療にものすごく期待している。
放射線機器進化が著しいばかりだけでなく、
昨年(2016年)、次の事実に出合ったからだ。
こんなことをいうと、
おカネをもらって発信しているのではないかと
勘繰られるかもしれない。
そんなことはありません。
ご心配なく。
しかし次の事実をお伝えしたい。
がん治療において大切なことは、
患者の身体的負担を如何に軽くするか。
放射線治療ではがん細胞だけを
ピンポイントで攻撃・破壊することによって、
正常細胞破壊による患者負担を減らす治療が進んでいます。
陽子線や重粒子線による治療が始まってから久しい。
その多くの成果を耳にするなかで、
がんサバイバーのかたが選択された治療の中に
これが含まれていたことが印象深い。
がん細胞をピンポイントで攻撃・破壊できて
しかも身体的負担が少ない。
『量子メス』の実現に、さらなる身体的負担軽減を期待したい。
ただし、この治療には現状、
まだ比較的大きな装置スペースが必要なので
都会の一般的病院ではできない。
またまだ費用もかかる、富裕層向けとみている。
また、従来型の放射線治療でも、
患者身体負担を減らす取り組みの恩恵を
すでに享受している事実を耳にできた。
放射線機器・テクノロジー進化と
医療とのコラボレーションに期待する。
なお、関連記事:
①重粒子線によるがん放射線治療進化。「量子メス」
②「患者視点からの放射線治療に関する雑学」その1~5
③数年後に出る!抗がん剤や放射線治療の執念深い副作用
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